マイ国家 (星新一)
将来子供ができたら本棚に置いておきたい作品、間違いなく星新一氏の作品だろう。
昔は全く本を読まなかったが、星新一作品は中学生、小学生でも読めるようなシンプルさ、独特のリズム感、色褪せない文体が魅力的である。これから本を読もうとする子供たちにとって(もちろん大人も)いちおしの本ではないだろうか。
そんな星新一についてアツく語ったのは、次回の「ビブリオバトル in 明石西部図書館」の テーマが「空・星」だったので、星新一作品を読み返すことにしたのがきっかけです。
寓話的要素、SF、無機的な文体のショートショートは正に星新一ワールド。31のショートショートは1つ読めば次が気になるという、中毒症状まっしぐらの面白さ。
特にオススメなのが「ねむりウサギ」と「服を着たゾウ」。
タイトルに動物が含まれているのは偶然です。最後の1ページで鳥肌がたちました。
ショートショートはその内容を書いても面白さは伝わらないとおもいます。だからお願い、読んで(はーと)
あっという間に読むのもいいのですが、ゆったりとした雰囲気と時間の中で贅沢に読むのもまたよしです。
全然関係ないですが、「マイ国家」を変換したら「ま行こっか」と出ました。
なんだか肩の荷がおりたような、スッとした気持ちになれるのも星新一作品の魅力ですね。
【次につながりそうな本】
人民は弱し官吏は強し 星新一
明治・父・アメリカ 星新一